坂口安吾 『安吾巷談』 後年、私が三十のころ、流浪のあげく、京都の伏見稲荷の袋小路のドンヅマリの食堂に一年ばかり下宿していたことがあった。 はじめ私が泊ったころはタダの食堂、弁当の仕出し屋にすぎなかったが、六十ぐらいのここのオヤジが碁気ちがいだ。 毎晩私に挑戦する。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア