今日に於ては、官僚の特権濫用の鬼畜性と一般庶民の温良性との差は甚しいものがある。
批判禁止の軍人時代とちがって、批判自由の時代に於ても特権階級の専横は軍人時代と同じ程度であるから、いかに性温良とは云え、泣く子と地頭に勝てないという日本気質の哀れさは、当代の奇習のうちでも万世一系千年の伝統をもち特に珍らかなもののように思われる。
アキラメや自殺は美徳ではない。
今日に於ては、官僚の特権濫用の鬼畜性と一般庶民の温良性との差は甚しいものがある。
批判禁止の軍人時代とちがって、批判自由の時代に於ても特権階級の専横は軍人時代と同じ程度であるから、いかに性温良とは云え、泣く子と地頭に勝てないという日本気質の哀れさは、当代の奇習のうちでも万世一系千年の伝統をもち特に珍らかなもののように思われる。
アキラメや自殺は美徳ではない。