坂口安吾 『安吾巷談』 じゃ、百円、あすここへ届けて下さい」 と悍馬のような鼻息で、女はひきあげた。 ところが、それから二三十分すると、交番の四五間横の駅の玄関の柱に、女が何か大事そうに抱えて、交番の巡査にこれ見よがしにたたずんでいるのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア