天下の弥次馬をもって任じる私が、終戦以来一度も上野を訪れたことがないとはフシギだが、しかし私が見た上野はブラリとでかけて見聞できる上野ではない。
ピストルをもった警官が案内してくれなければ、踏みこむことのできないジャングルなのである。
私は上野を思うたびに、いつも思いだす人物があった。
天下の弥次馬をもって任じる私が、終戦以来一度も上野を訪れたことがないとはフシギだが、しかし私が見た上野はブラリとでかけて見聞できる上野ではない。
ピストルをもった警官が案内してくれなければ、踏みこむことのできないジャングルなのである。
私は上野を思うたびに、いつも思いだす人物があった。