坂口安吾 『安吾巷談』 出火はちょうど五時ごろだったそうである。 その十日前、四月三日にも熱海駅前に火事があり、仲見世が全焼した。 その夜は無風で、火炎がまッすぐ上へあがったから、たった八十戸焼失の火事であったが、山を越えて、伊東からも火の手が見えた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア