精神病院へとじこめられた文士という動物を見物しておきたかったにすぎないのである。
一しょに檻の中で酒をのみ、はじめはお光り様の悪口を云っていたが、酔いが廻るとほめはじめて、どうしても私と入れ代りに檻の中に残った方が適役のような言辞を喋りまくって戻っていった。
ヤジウマ根性というものは、文学者の素質の一つなのである。
精神病院へとじこめられた文士という動物を見物しておきたかったにすぎないのである。
一しょに檻の中で酒をのみ、はじめはお光り様の悪口を云っていたが、酔いが廻るとほめはじめて、どうしても私と入れ代りに檻の中に残った方が適役のような言辞を喋りまくって戻っていった。
ヤジウマ根性というものは、文学者の素質の一つなのである。