「伴いて館に帰し参らせんといえば、黄金の髪を動かして何処へとも、とうなずく……」と途中に句を切ったアーサーは、身を起して、両手にギニヴィアの頬を抑えながら上より妃の顔を覗き込む。
新たなる記憶につれて、新たなる愛の波が、一しきり打ち返したのであろう。
――王妃の顔は屍を抱くが如く冷たい。
「伴いて館に帰し参らせんといえば、黄金の髪を動かして何処へとも、とうなずく……」と途中に句を切ったアーサーは、身を起して、両手にギニヴィアの頬を抑えながら上より妃の顔を覗き込む。
新たなる記憶につれて、新たなる愛の波が、一しきり打ち返したのであろう。
――王妃の顔は屍を抱くが如く冷たい。