坂口安吾 『水鳥亭』 見飽いて、立ちどまる気持も起らない。 しかし、わが家の焼跡を見ると、悲しさがこみあげて、涙がとめどなくあふれた。 そのあたりの路上や防空壕にも黒こげの屍体がころがっていたが、各々の焼跡に立っているのは、彼だけであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア