坂口安吾 『水鳥亭』 ひとつ、新しい別人の表札をだしてやろう、そう考えると、こみあげる愉快な思いにたまらなくなった。 彼は窓を開け放して、澄んだ夜空を仰ぎながら想をねった。 終戦前、彼が渓流の岩にかくれて、ひそかに釣をたのしんでいたころ、いつも水鳥がさわいでいた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア