一つ難を云えば、犯人の志賀が大阪のホテルに於て第二の殺人を犯したとき、アリバイをつくるために屍体を縄でよじって、よじれが戻って屍体が街路へ落ちるまでの時間に階下へ降りるトリックであるが、これは単に殺して何喰わぬ顔をしている方が無難で、いつ殺したか、その時間に誰がどこにいたか、殆ど分らなくなるはずである。
却って、アリバイをつくろうとして妙に手のこんだ仕掛をするだけ、発見される危険が多いのである。
仕掛の縄をあとで片づける危険だって大変だし、それらが人目につかない方が妙だ。
一つ難を云えば、犯人の志賀が大阪のホテルに於て第二の殺人を犯したとき、アリバイをつくるために屍体を縄でよじって、よじれが戻って屍体が街路へ落ちるまでの時間に階下へ降りるトリックであるが、これは単に殺して何喰わぬ顔をしている方が無難で、いつ殺したか、その時間に誰がどこにいたか、殆ど分らなくなるはずである。
却って、アリバイをつくろうとして妙に手のこんだ仕掛をするだけ、発見される危険が多いのである。
仕掛の縄をあとで片づける危険だって大変だし、それらが人目につかない方が妙だ。