夏目漱石 『薤露行』 今までは長き命とのみ思えり。 よしやいつまでもと貪る願はなくとも、死ぬという事は夢にさえ見しためしあらず、束の間の春と思いあたれる今日となりて、つらつら世を観ずれば、日に開く蕾の中にも恨はあり。 円く照る明月のあすをと問わば淋しからん。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア