音があると思う人には、これぐらいウルサクて頭痛の種のところもないかも知れないが、無神経の私には、こんなに音のないところはなかった。
隣の話声も、帳場のラジオも、宴会室のドンチャン騒ぎも、蝉の声も、一切合財、きこえない。
女中が唐紙をあけてはいってくるのが、跫音も、唐紙をあける音もきこえないから、忽然として、女中が現れている。
音があると思う人には、これぐらいウルサクて頭痛の種のところもないかも知れないが、無神経の私には、こんなに音のないところはなかった。
隣の話声も、帳場のラジオも、宴会室のドンチャン騒ぎも、蝉の声も、一切合財、きこえない。
女中が唐紙をあけてはいってくるのが、跫音も、唐紙をあける音もきこえないから、忽然として、女中が現れている。