ハラショーと、大坊主のカケ声もろとも、二人は山カゴをかついで、舞踏会場へ躍りこんだ。
総理大臣善鬼はヨロイ、カブトに身をかため、軍配を片手に、ひどく落着いた扮装であるが、実はチャメロスの方を見てはハラハラ、いったいお梨江嬢は何をしているのだろう、いつ現れるのだろうと、居ても立ってもいられぬぐらい気をもんでいる。
チャメロスも内々イライラしているらしいが、それを見てとって、まるでからかうかのように彼の側から離れずさッきから話しかけているのは、神官に扮装した典六である。
ハラショーと、大坊主のカケ声もろとも、二人は山カゴをかついで、舞踏会場へ躍りこんだ。
総理大臣善鬼はヨロイ、カブトに身をかため、軍配を片手に、ひどく落着いた扮装であるが、実はチャメロスの方を見てはハラハラ、いったいお梨江嬢は何をしているのだろう、いつ現れるのだろうと、居ても立ってもいられぬぐらい気をもんでいる。
チャメロスも内々イライラしているらしいが、それを見てとって、まるでからかうかのように彼の側から離れずさッきから話しかけているのは、神官に扮装した典六である。