こわれかけた籐椅子がグラつくのも気づかぬ態に腰かけて、額に指をあててジックリと考えこんだがミロク菩薩のような良い智慧はうかばないらしい。
時々、思い余って、ホッと溜息をつく。
鯨が一息入れているような大袈裟な溜息だが、本人はその溜息にも気がつかないらしい。
こわれかけた籐椅子がグラつくのも気づかぬ態に腰かけて、額に指をあててジックリと考えこんだがミロク菩薩のような良い智慧はうかばないらしい。
時々、思い余って、ホッと溜息をつく。
鯨が一息入れているような大袈裟な溜息だが、本人はその溜息にも気がつかないらしい。