新十郎はそう呟いて、現場をこまかく探索した。
戸をあけると、四間にしきられていて、藤兵衛の居間へ行くに四畳ぐらいの寄りツキがあり、その隣に納戸があって、ここには仏壇だのクスダマだの、いつ用いたのか知れないが、よそなら使って捨てるものを、雑然とほうりこんである。
もう一部屋は藤兵衛が寝所に使っているらしく、押入れがないから、フトンをたたんで部屋の隅につみあげてある。
新十郎はそう呟いて、現場をこまかく探索した。
戸をあけると、四間にしきられていて、藤兵衛の居間へ行くに四畳ぐらいの寄りツキがあり、その隣に納戸があって、ここには仏壇だのクスダマだの、いつ用いたのか知れないが、よそなら使って捨てるものを、雑然とほうりこんである。
もう一部屋は藤兵衛が寝所に使っているらしく、押入れがないから、フトンをたたんで部屋の隅につみあげてある。