文覚以来絶えてない那智の荒行をやって、十幾たび気を失い、天下に名をとどろかした怪僧であった。
彼は世界各国の宗教の教理に通じていると云われ、又、その弁舌の妙、音声は朗々とたなびいて項をまき懐に入り手をくぐり、妙香の空中を漂うごとくであると云う。
彼が別天王に帰依して以来、婦女子の信徒が目立って多くなったというが、婦人に対する彼の魅力は特に偉大をきわめるようで、その威力は謎であった。
文覚以来絶えてない那智の荒行をやって、十幾たび気を失い、天下に名をとどろかした怪僧であった。
彼は世界各国の宗教の教理に通じていると云われ、又、その弁舌の妙、音声は朗々とたなびいて項をまき懐に入り手をくぐり、妙香の空中を漂うごとくであると云う。
彼が別天王に帰依して以来、婦女子の信徒が目立って多くなったというが、婦人に対する彼の魅力は特に偉大をきわめるようで、その威力は謎であった。