快天王の告発や呪いは主として事実や宿命と関聯なくデタラメに怖しいことをのべたてる場合が多いかも知れませんが、まち子の場合に限って他の人の場合とは異りまして、今夜これから殺すばかりの時に際しての予言であり、世良田の言葉に実感がこもっていたのは自然だろうと思います。
少くとも、こう見ることによって、全てがあまりに事実と一致しているのです。
快天王はまち子に赤頭巾をかぶせると云われましたが、これはフランスに有名なシャルル・ペロオの童話、フランス人なら日本人のカチカチ山と同じように知らない人のない童話です。