中橋からの仕送りで生活に困らぬ夢之助は、こんな貧乏一座に悲しい舞台をつとめる必要はないのだが、座頭の梅子は夢之助の義理の母、育ててもらった義理があるから、一座からぬけられない。
夢之助の美貌と芸達者は座頭以上に一座の評判を支えているから、自分だけ左ウチワというワケにいかないのである。
もっとも、旦那に隠れて間夫にあうには、この方が都合がよい便利もあった。
中橋からの仕送りで生活に困らぬ夢之助は、こんな貧乏一座に悲しい舞台をつとめる必要はないのだが、座頭の梅子は夢之助の義理の母、育ててもらった義理があるから、一座からぬけられない。
夢之助の美貌と芸達者は座頭以上に一座の評判を支えているから、自分だけ左ウチワというワケにいかないのである。
もっとも、旦那に隠れて間夫にあうには、この方が都合がよい便利もあった。