浅虫家はもともと地方の旧家で大金持であった。
千町歩ちかい田地を持っている上に、山林や海抜二千米ほどの山岳までいくつとなく所有している。
その山林から銀がでたり、十年ぐらい前から大して苦労もしないのに石油がでて、前途益々有望、居ながらにして益々大金がころがりこむこと明々白々、まったくお金などというものは、この家にとっては湯水と変りなくタダで出てくるものなのである。
浅虫家はもともと地方の旧家で大金持であった。
千町歩ちかい田地を持っている上に、山林や海抜二千米ほどの山岳までいくつとなく所有している。
その山林から銀がでたり、十年ぐらい前から大して苦労もしないのに石油がでて、前途益々有望、居ながらにして益々大金がころがりこむこと明々白々、まったくお金などというものは、この家にとっては湯水と変りなくタダで出てくるものなのである。