後刻、人々の油断を見すまして宝石をとりだす時間はあるものと思ったのでしょう。
そこでロウソクをふき消し、扉をしめて廊下へでましたが、ええ、ままよと思い、すでに船長が死んでしまえば怖い者はありませんし、それが八十吉君を殺した動機でもありますから、にわかに堪らない気持になっておキン夫人の寝室へ忍びこんだのです。
然し、目的を果し、酔いがさめると、にわかに怖しくなり、自分の部屋には寝まずに、既に人々の寝静まった宴会部屋へ戻って素知らぬフリで眠ってしまったのです。
後刻、人々の油断を見すまして宝石をとりだす時間はあるものと思ったのでしょう。
そこでロウソクをふき消し、扉をしめて廊下へでましたが、ええ、ままよと思い、すでに船長が死んでしまえば怖い者はありませんし、それが八十吉君を殺した動機でもありますから、にわかに堪らない気持になっておキン夫人の寝室へ忍びこんだのです。
然し、目的を果し、酔いがさめると、にわかに怖しくなり、自分の部屋には寝まずに、既に人々の寝静まった宴会部屋へ戻って素知らぬフリで眠ってしまったのです。