頂上へ行くには谷を渉り岩をよじ道なきところを這いまわらねば行かれないが、どこの山でも昔はたいがいそういうもの。
登山という遊びが流行して以来名山高山には一ツのこらず道がついたが、全国の名もない小山は登山家の対象にならないから中腹ぐらいまでキコリの道がある程度で、頂上までの登山道など先ずめッたに在るものではない。
タナグ山は昔から何人かの信仰があったらしく、その麓には誰がたてたのか小ッポケながら鳥居があり、それが古くなると、いつのまにか誰かがたて代えて今につづいていた。
頂上へ行くには谷を渉り岩をよじ道なきところを這いまわらねば行かれないが、どこの山でも昔はたいがいそういうもの。
登山という遊びが流行して以来名山高山には一ツのこらず道がついたが、全国の名もない小山は登山家の対象にならないから中腹ぐらいまでキコリの道がある程度で、頂上までの登山道など先ずめッたに在るものではない。
タナグ山は昔から何人かの信仰があったらしく、その麓には誰がたてたのか小ッポケながら鳥居があり、それが古くなると、いつのまにか誰かがたて代えて今につづいていた。