愛児を手ばなすのは心もとないが、志呂足一味の中におくよりは兄の手にまかせた方が無難かも知れないと、千代もその気になった。
ところが、この話を伝えきいた志呂足が思いもよらぬ大立腹。
千代を明々と燈明のゆらぎたつ神前によびつけ、須曾麻呂、比良、宇礼、地伯はじめ信徒の重立つものがこれを取りかこんで、
愛児を手ばなすのは心もとないが、志呂足一味の中におくよりは兄の手にまかせた方が無難かも知れないと、千代もその気になった。
ところが、この話を伝えきいた志呂足が思いもよらぬ大立腹。
千代を明々と燈明のゆらぎたつ神前によびつけ、須曾麻呂、比良、宇礼、地伯はじめ信徒の重立つものがこれを取りかこんで、