出発がきまったから、正二郎は松嵐の店を訪ねて、長々お世話になりましたが、いよいよ松前へたつことになりました、と挨拶すると、お米に目顔でサイソクされて顔を見合せていた両親。
やがて父の清作が態度を改めて、
「追われ追われて北の果まで逃げても、逃げきれるものではない。
出発がきまったから、正二郎は松嵐の店を訪ねて、長々お世話になりましたが、いよいよ松前へたつことになりました、と挨拶すると、お米に目顔でサイソクされて顔を見合せていた両親。
やがて父の清作が態度を改めて、
「追われ追われて北の果まで逃げても、逃げきれるものではない。