夏目漱石 『こころ』 奥さんはそういいながら、先刻出した西洋菓子の残りを、紙に包んで私の手に持たせた。 私はそれを袂へ入れて、人通りの少ない夜寒の小路を曲折して賑やかな町の方へ急いだ。 私はその晩の事を記憶のうちから抽き抜いてここへ詳しく書いた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア