彼女は兄の居室を見たときに叫びをあげるところであった。
居間へ通じる廊下にはふとい樫の木の格子戸があって浮世の風をふさいでいるばかりでなく、風守の居室そのものが四方厚い壁や樫の木の厳重な格子戸にかこまれた座敷牢であったのである。
光子は思わず身ぶるいしたものだ。
彼女は兄の居室を見たときに叫びをあげるところであった。
居間へ通じる廊下にはふとい樫の木の格子戸があって浮世の風をふさいでいるばかりでなく、風守の居室そのものが四方厚い壁や樫の木の厳重な格子戸にかこまれた座敷牢であったのである。
光子は思わず身ぶるいしたものだ。