風守の習得した書物は初歩から上京に至るまでそっくり積み残されており、風守が自ら手をいれた跡もハッキリ残っていた。
彼が上京したときは今の光子と同じ十八であった筈だが、そのころ彼が学んでいた書物はとても光子の理解できない難解なもので、風守の筆跡の見事なことも驚嘆すべきものであった。
コヨリでとじた何冊かの稿本があり、そこに風守の自署があって、彼の作った詩文であった。
風守の習得した書物は初歩から上京に至るまでそっくり積み残されており、風守が自ら手をいれた跡もハッキリ残っていた。
彼が上京したときは今の光子と同じ十八であった筈だが、そのころ彼が学んでいた書物はとても光子の理解できない難解なもので、風守の筆跡の見事なことも驚嘆すべきものであった。
コヨリでとじた何冊かの稿本があり、そこに風守の自署があって、彼の作った詩文であった。