可哀そうな風守さま。
光子は六年前の上京中の道中に稀に見かけた覆面の風守を痛ましく思いだすのであった。
それは宿々の出発や到着時のカゴの出入に見かけただけであるが、覆面のみでなく長い黒マントのようなものをひきずるように身にたらして、人々に抱かれるようにしてヨタヨタと出入するのであった。
可哀そうな風守さま。
光子は六年前の上京中の道中に稀に見かけた覆面の風守を痛ましく思いだすのであった。
それは宿々の出発や到着時のカゴの出入に見かけただけであるが、覆面のみでなく長い黒マントのようなものをひきずるように身にたらして、人々に抱かれるようにしてヨタヨタと出入するのであった。