二人とも無精な性質なので、炬燵にあたったまま、盤を櫓の上へ載せて、駒を動かすたびに、わざわざ手を掛蒲団の下から出すような事をした。
時々持駒を失くして、次の勝負の来るまで双方とも知らずにいたりした。
それを母が灰の中から見付け出して、火箸で挟み上げるという滑稽もあった。
二人とも無精な性質なので、炬燵にあたったまま、盤を櫓の上へ載せて、駒を動かすたびに、わざわざ手を掛蒲団の下から出すような事をした。
時々持駒を失くして、次の勝負の来るまで双方とも知らずにいたりした。
それを母が灰の中から見付け出して、火箸で挟み上げるという滑稽もあった。