私は混乱しつつ大殿さまのもとに走って、木々彦を座敷牢にとじこめたことを報告しました。
私が言うべくして隠していた心事は大殿さまにイナズマの如くに閃いたのかも知れません。
大殿さまはよろしいと申されて何のためらいもなくお立上りになると、ただちに別館へ赴かれ、アッと思うひまもなく火をかけて、お前は帰れ、何事も人に語るな、と言いすてて雨戸をとざしてしまわれたのです。
私は混乱しつつ大殿さまのもとに走って、木々彦を座敷牢にとじこめたことを報告しました。
私が言うべくして隠していた心事は大殿さまにイナズマの如くに閃いたのかも知れません。
大殿さまはよろしいと申されて何のためらいもなくお立上りになると、ただちに別館へ赴かれ、アッと思うひまもなく火をかけて、お前は帰れ、何事も人に語るな、と言いすてて雨戸をとざしてしまわれたのです。