その返事に生気ある手応えがないのでラクもそのまま寝込んでしまった。
こうして三枝子の姿は邸内から掻き消えたのである。
翌朝二人は三枝子が彼女らの使用しうるどの部屋にも寝た形跡がないのに気がついたし、第一、由也の夜食に用意したものがそッくり台所の置かれた場所に在るのにも気がついたが、まだ二人はさのみ疑る心を起さない。
その返事に生気ある手応えがないのでラクもそのまま寝込んでしまった。
こうして三枝子の姿は邸内から掻き消えたのである。
翌朝二人は三枝子が彼女らの使用しうるどの部屋にも寝た形跡がないのに気がついたし、第一、由也の夜食に用意したものがそッくり台所の置かれた場所に在るのにも気がついたが、まだ二人はさのみ疑る心を起さない。