夏目漱石 『こころ』 世間に背中を向けた人の苦味を帯びていなかっただけに、私にはそれほどの手応えもなかった。 私は先生を老い込んだとも思わない代りに、偉いとも感心せずに帰った。 それからの私はほとんど論文に祟られた精神病者のように眼を赤くして苦しんだ。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア