その時田に連れられてきた由也が色里の味を覚え、ヤッコとなじんだのが去年の暮らしく、彼は時田のように遊ぶ金が自由にならないから、一品二品と家から何か持ってきてヤッコに入質してもらう。
ムカデの何とかという天下に隠れもない名題の茶器に至って、質屋も後のセンギを怖れてか届け出たが、実はそれ以前にも相当な品物が同一の手からかなり度重って入質されていたのであった。
遠山と重太郎が搦め手をきゝまわり、三日間かゝって、これだけのことを調べあげた。
その時田に連れられてきた由也が色里の味を覚え、ヤッコとなじんだのが去年の暮らしく、彼は時田のように遊ぶ金が自由にならないから、一品二品と家から何か持ってきてヤッコに入質してもらう。
ムカデの何とかという天下に隠れもない名題の茶器に至って、質屋も後のセンギを怖れてか届け出たが、実はそれ以前にも相当な品物が同一の手からかなり度重って入質されていたのであった。
遠山と重太郎が搦め手をきゝまわり、三日間かゝって、これだけのことを調べあげた。