坂口安吾 『明治開化 安吾捕物』 克子は思い決して一礼し、しッかと力をこめて、兄の部屋の扉に向って進んだ。 病床の兄はねむっていた。 起してはなるまいと思い、跫音を殺して、ようやく枕元の椅子にたどりついて腰を下して、さて途方にくれた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア