夏目漱石 『こころ』 私はこの盃に対してそれほど嬉しい気を起さなかった。 無論私自身の心がこの言葉に反響するように、飛び立つ嬉しさをもっていなかったのが、一つの源因であった。 けれども先生のいい方も決して私の嬉しさを唆る浮々した調子を帯びていなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア