大伍は若年のころは放浪癖があって、中年に至るまで何をやっても成功せず、四十の年配にあっても、食いつめたあげくが自由党の壮士となって結成式に板垣総理万歳を叫んだ。
それも暮しの工夫なら無いよりはマシだが、二三年のうちに彼の自由思想はさッさと死んで、兄貴のところへころがりこんだ。
たまたま病床につきそめて不自由をかこっていた全作がどこを見こんでか看護人に選んだ。
大伍は若年のころは放浪癖があって、中年に至るまで何をやっても成功せず、四十の年配にあっても、食いつめたあげくが自由党の壮士となって結成式に板垣総理万歳を叫んだ。
それも暮しの工夫なら無いよりはマシだが、二三年のうちに彼の自由思想はさッさと死んで、兄貴のところへころがりこんだ。
たまたま病床につきそめて不自由をかこっていた全作がどこを見こんでか看護人に選んだ。