楠も大方そんなことだろうと同感して特にこだわりもしなかったが、それから二日目、二月五日の午さがりに、用があってタケヤの渡しで向島へ渡り、さて用をすまして渡し舟の戻ってくるのを待つ間、なんとなくドテをブラブラ歩きだすと、また岸の草の中に油紙の包みが流れついているのに気がついた。
おどろいて拾いあげてみると、まさしく同じ物。
中から現れたのは、左の腕と右のテノヒラであった。
楠も大方そんなことだろうと同感して特にこだわりもしなかったが、それから二日目、二月五日の午さがりに、用があってタケヤの渡しで向島へ渡り、さて用をすまして渡し舟の戻ってくるのを待つ間、なんとなくドテをブラブラ歩きだすと、また岸の草の中に油紙の包みが流れついているのに気がついた。
おどろいて拾いあげてみると、まさしく同じ物。
中から現れたのは、左の腕と右のテノヒラであった。