坂口安吾 『木枯の酒倉から』 すると俺の心臓はひどく臆病になって次の一秒がばかに怖ろしく不気味に思われ沈黙に居堪らなくなり出すから、もうおさえ切れずにわあっ――と叫ぶと―― 一っぺんに階段を跳び降りて雨戸を蹴破ると、もう武蔵野の木枯を弾になって一条にころがっているのだ。 わあ! 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア