わあっ!
と俺は跳ねあがって(ああ何十辺酒樽の周りをまわったか)バッタリと立ち竦んだまましばらくは外を吹く木枯の呻きに耳傾けていたのだが、猛然と心を決め、グワンと扉を蹴倒すと荒れ狂う木枯の闇へ舞うように踊りこんでしまったのだ。
俺がただ一条に転げてゆく闇のうしろでは、今蹴倒した扉から酒倉へかけて津波のように木枯の吹き込んだ音をききながら、
わあっ!
と俺は跳ねあがって(ああ何十辺酒樽の周りをまわったか)バッタリと立ち竦んだまましばらくは外を吹く木枯の呻きに耳傾けていたのだが、猛然と心を決め、グワンと扉を蹴倒すと荒れ狂う木枯の闇へ舞うように踊りこんでしまったのだ。
俺がただ一条に転げてゆく闇のうしろでは、今蹴倒した扉から酒倉へかけて津波のように木枯の吹き込んだ音をききながら、