坂口安吾 『二十一』 辰夫は出張で不在だったが、あの母がヒステリイの翳みじんもなく現れて、神への如き感謝の言葉をのべるのをきき、僕はもう少しで病気をブリ返すところであった。 母親というものはまことに魔物であり曲者だ。 人相別人の如く変り、武士の母の如くであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア