私は停車場の壁へ紙片を宛てがって、その上から鉛筆で母と兄あてで手紙を書いた。
手紙はごく簡単なものであったが、断らないで走るよりまだ増しだろうと思って、それを急いで宅へ届けるように車夫に頼んだ。
そうして思い切った勢いで東京行きの汽車に飛び乗ってしまった。
私は停車場の壁へ紙片を宛てがって、その上から鉛筆で母と兄あてで手紙を書いた。
手紙はごく簡単なものであったが、断らないで走るよりまだ増しだろうと思って、それを急いで宅へ届けるように車夫に頼んだ。
そうして思い切った勢いで東京行きの汽車に飛び乗ってしまった。