夏目漱石 『こころ』 このまま人間の中に取り残されたミイラのように存在して行こうか、それとも……その時分の私は「それとも」という言葉を心のうちで繰り返すたびにぞっとしました。 馳足で絶壁の端まで来て、急に底の見えない谷を覗き込んだ人のように。 私は卑怯でした。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア