という溢れたつ希望と共に、祖国によせる思いもよらなかった愛情がこみあげてきて、こまった。
もとよりそのような愛情がこみあげてきたところで、私にどうする当てがあるわけでもない。
ただ、私がそのころ信じることができたのは、当分の年月、餓鬼と絶望と無法と混乱の暗黒時代がうちつづくにしても、この惨たる焼土から「自然に」正しい芽が生れない筈はないということだった。
という溢れたつ希望と共に、祖国によせる思いもよらなかった愛情がこみあげてきて、こまった。
もとよりそのような愛情がこみあげてきたところで、私にどうする当てがあるわけでもない。
ただ、私がそのころ信じることができたのは、当分の年月、餓鬼と絶望と無法と混乱の暗黒時代がうちつづくにしても、この惨たる焼土から「自然に」正しい芽が生れない筈はないということだった。