「いかなる大戦争も、原子バクダンも、水素バクダンも、今のところ、この風流をねじふせる見込みはとても望みがないだろう」
書斎の観測などは、実世間を相距ること、月とスッポンよりも距りがあるものだ、と観念せざるを得なかったのである。
穴居どころか、人間自体が案山子のような雀なみの存在になっても、日本人の風流だけはまだ必ず生きているし、益〻深遠不可解な心境や原理を呟きつづけているだろうと私はそう信ずるに至ったのである。
「いかなる大戦争も、原子バクダンも、水素バクダンも、今のところ、この風流をねじふせる見込みはとても望みがないだろう」
書斎の観測などは、実世間を相距ること、月とスッポンよりも距りがあるものだ、と観念せざるを得なかったのである。
穴居どころか、人間自体が案山子のような雀なみの存在になっても、日本人の風流だけはまだ必ず生きているし、益〻深遠不可解な心境や原理を呟きつづけているだろうと私はそう信ずるに至ったのである。