坂口安吾 『黒谷村』 かなり深く酔ひ痴れてゐるのだ。 そこで凡太はぢつと腕を拱いて、――実は途方もない別なことを、一心に考へ初めたのであつた。 いや、別なことを考へはぢめたと言ふよりは、何も考へない思惟の中絶へ迷ひ込んだと呼ぶ方がむしろこの際又しても正しいのであつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア