そして凡太が困惑して、返事も出来ずにゐるうちに、彼は煙草に火をつけて、屈託もなくパクパクと煙を浮かせながら歩いてゐた。
来る路に、龍然が残骸をねせたあの曲路でも、二人は休まずに通りすぎた。
もう明るい太陽が、それでも尚朝の潤ひを帯びて、張りつめるやう山一杯にかんかんと照り、二人を汗にぐつしより濡らした。
そして凡太が困惑して、返事も出来ずにゐるうちに、彼は煙草に火をつけて、屈託もなくパクパクと煙を浮かせながら歩いてゐた。
来る路に、龍然が残骸をねせたあの曲路でも、二人は休まずに通りすぎた。
もう明るい太陽が、それでも尚朝の潤ひを帯びて、張りつめるやう山一杯にかんかんと照り、二人を汗にぐつしより濡らした。