坂口安吾 『帆影』 私のうらぶれた現身に、影ほど好ましきものは無いのです。 影は人の心であります、そして又、人のふるさとであります。 饒舌な現身が愛慾のわづらはしさに憔悴し去るとき、沈黙な影はその素朴にして寛大な抱擁を差し投げるものであります。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア