僕はことさら肩を張り、傲然と高く杖を振り振り街を歩いた。
お前は空を裂くやうに、鋭く街を渡つてゆく、時々お前の顔貌は金属性の狐のやうに、硬く冷く尖つて見えた。
お前の肩に切られた風が、不思議に綺麗な切断面を迸しらせて、多彩な色と匂ひとで僕の首を包んでしまふ、僕はときたま噎せながら、不思議にそれを綺麗だと思つた。
僕はことさら肩を張り、傲然と高く杖を振り振り街を歩いた。
お前は空を裂くやうに、鋭く街を渡つてゆく、時々お前の顔貌は金属性の狐のやうに、硬く冷く尖つて見えた。
お前の肩に切られた風が、不思議に綺麗な切断面を迸しらせて、多彩な色と匂ひとで僕の首を包んでしまふ、僕はときたま噎せながら、不思議にそれを綺麗だと思つた。