坂口安吾 『海の霧』 お前の肩に切られた風が、不思議に綺麗な切断面を迸しらせて、多彩な色と匂ひとで僕の首を包んでしまふ、僕はときたま噎せながら、不思議にそれを綺麗だと思つた。 ――尊敬は恋愛の畢りなり。 この不思議な逆説を、間もなく僕達は経験した。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア