坂口安吾 『霓博士の廃頽』 又、メヒストフェレスの出来損ひであらうか! ――あまりただならぬ物凄さに僕もいささかドキンとして多少とも陳弁の形を取らうとする時に、「こいつ――」博士は突然ブルン! と一本の真空を描いて僕の胸に絡みつき、鼻をグリグリと捩ぢあげてしまふのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア