余程空気の抜けきつてだらしのない塊とみえる、厭にふうわりと思はせぶりな抛物線を描き乍ら飛んできたが、淋しい道路へ落ちたかと思ふと其れきりピタンと吸ひついて全く動かなくなつてしまつた。
今に動くかと思つて待ち構えてゐたら、頭の上のプラタナの繁みだけが少しザワザワと揺れて動いた。
僕は忙しく腕組みをしてキラキラした空を見上げ、綺麗な星を幾つとなく算へる振りをし乍ら頻りに目まぐるしい反省を纏めやうとしてゐたが、それからソット近づいて覗いてみたら、其れは霓博士であつた。
余程空気の抜けきつてだらしのない塊とみえる、厭にふうわりと思はせぶりな抛物線を描き乍ら飛んできたが、淋しい道路へ落ちたかと思ふと其れきりピタンと吸ひついて全く動かなくなつてしまつた。
今に動くかと思つて待ち構えてゐたら、頭の上のプラタナの繁みだけが少しザワザワと揺れて動いた。
僕は忙しく腕組みをしてキラキラした空を見上げ、綺麗な星を幾つとなく算へる振りをし乍ら頻りに目まぐるしい反省を纏めやうとしてゐたが、それからソット近づいて覗いてみたら、其れは霓博士であつた。